プライムビデオで見た映画『大いなる沈黙へ』
昨日みた聖者たちの食卓を調べている時に出てきたので見てみました。
【昨日は賢者の食卓って書いたけど、正しくは聖者たちの食卓ですので更新させて頂きました。すみません。】
あらすじもくそもなく、こちらもBGMやナレーションはございません。聖者たちの食卓と違って地味すぎる、しかし綺麗な雪景色か始まります。
カトリック教会の中でも特に戒律が厳しいカルトジオ会に属するフランスの男子修道院、グランド・シャルトルーズの内部を、初めて詳細にとらえたドキュメンタリー。
だそうで
16年の歳月を経て許可がおり、音楽・ナレーション・照明なしという条件のもと、監督ひとりだけが中に入ることを許された。監督はカメラを手に6カ月間を修道院で過ごし、俗世間から隔絶された孤独な世界で決められた生活を送りつづける修道士たちの姿
まさにその通りです。
しかもね、すごく長いの。169分笑笑
最初はマジで見るのをやめようかなってくらい、意味がわからないし、暗くて見にくいし、なんといっても地味。全て見る事の達成感の為に耐えるという感じでした。
小分けにしながら見たのですが、素直に最後まで見て良かったなって感じです。
静寂の中で過ごし、神の声を聞くために、独房で生活し、会話も禁止、質素な食事とあとは一生祈り続けるか読書。鐘の音で集まり、みなで祈るのを見る感じ?
最初はしんどいんですが、集会の中で、日曜日は一緒に食事(黙食)その後やることやったら散歩に行きなさいと。その時だけ会話🆗
ここで、会話したらあかんかったんか!と気づく。(おせーよ笑)
なんも面白い会話してないけど、笑いが起き楽しそう。
この辺から、あの白い服を着た姿が愛おしくなってくる笑
最後に盲目のじっじが急に喋り出す。
死ぬのは怖くないよ。むしろ幸せさ。神に近づくんだから。みたいな話をして、、、
あー、物は考えようだなあ。と凄く思いました。
めっちゃ喋るやん?!
と、思ったら監督曰く、じっじから急に喋り出したそうで。
一応、筆談で無理なこと(筆談いいんかい)などは多少喋るのはいいそうで。じっじは盲目だし耳もほとんど聞こえないのでゆるかったのかもしれませんね。
綺麗な景色や鳥の囀り、綺麗な祈りの声、生活音。眠たくなるので睡眠導入剤にもいいかも。
私はゴロゴロしながら見たので、規則正しい生活を見るのが申し訳なく感じながらもウトウト笑
そして、なんといっても洗練された究極のエコノミストです。
何もないけど素敵な部屋。
古いながら綺麗にされた床や家具。窓枠まで可愛い。たらい水瓶、食器、野菜のタネ入れ。靴を直す姿。最低限で暮らす喜びを彼らは知っています。映画にのめり込んで、部屋を見て、悲しくなる笑
説明がない分、色々な考え方ができるそんな映画でした。