私はドキュメンタリーが好きです。
今日はなんとなーく、プライムビデオで何か見ようかなと。
ふと目に入った『聖者たちの食卓』
待てど暮らせど一切の説明も、BGMもないので、これ見るのキツいかもって正直思いました。
でも、なんとなく理解できてから面白くて目が離せなくなりました。不思議笑笑
たんたんと食事の準備や片付けをする映画です。
でも、人数も食材も数が尋常じゃない。
この人たちは一体どこから湧いてくるんだろう?
この食材はどうやって手に入れてるんだろう?
説明が無いので私には興味しかない笑笑
なんか、なんもせず休んでいるおじさんや、笛をずっと吹いてるちびっこ。
でも、だーれもイライラせず。のんびりと。でもしっかり、綺麗に、なのになんだか無駄な動きがない。
いかつそうなお兄ちゃん、美人さん、少年少女、おじさん、ちびっこ、ご老人、いろいろな人が永遠に野菜をむいたり、切ったり、パン的なのを作ったり、不思議としか言いようのない映画でした笑笑
お皿回収の場面では、集めたお皿を洗い場に持っていくカゴにぶんなげおじさんと、それを下で受け止める若い衆。絶対痛いけど、真剣にやってる姿に惚れた笑笑
ためた水にばっしゃーんと食器を入れ、綺麗なお召し物のレディーがビッショビショに笑笑
うちの店なら、汚水被った!!っていちいち事件ですが、レディーたちは、つめてぇ。くらいの感覚。たぶん。
床をふいていくお兄ちゃんがかっこよかった。バケツ流すお兄ちゃんも。絨毯洗うお兄ちゃんも。
インド人。めためたタイプかもしれん。
あっという間に60分。
もちろん調べました。
(文字変えるシステムを今日知る笑)
インドのシク教総本山にあたる「黄金寺院」とも呼ばれるハリマンディル・サーヒブでは、毎日10万食が巡礼者や旅行者のために、すべて無料で提供されている。
は?全て無料?!
どうやら、食材は寄付のようです。
グル・カ・ランガル(共同食堂)と呼ばれるこの習慣は、「宗教、カースト、肌の色、信条、年齢、性別、社会的地位に関係なく、すべての人々は平等である」というシク教の根幹をなす教義を守るために考案されたもので、シク教徒以外のインド人だけでなく、定められたルールを守れば世界各地から訪れた観光客も区別なく腹を満たすことができる。
え!ものすごく行きたいんですけどー!!!
しかも、その調理の担い手はすべて無償で働くボランティア。
えー笑笑
なんか知らんけど凄すぎる!!
しかも、食べた後ふらっと自分の食器洗って帰ったり、30分だけ野菜切ったり、逆に何日もボランティアしたり。その場でいるだけとか。全て自由らしい。これがなんと500年前からというからビックリ。
どんな職業でもOK、一生懸命働くと次の人生いいことあるよ!というシク教の教えで遠くからボランティアに来る人もいるそう。素敵。
無料食堂は、シク教の「カーストや信条に関係なく、みな平等である」という教えを守るために始まった。「無料食堂の特徴は、老若男女はもちろん、それ以上に貧富や階級の差がなく、みんなが一緒に食事をするというところにあります。シク教はカーストを否定しているので、すべての差異を超えるという点が非常に重要で、同じ場所・高さで並んで食べ、一緒に礼拝をするところに意味があるんです。
深い、、、平和すぎて尊い。
とても生命力が満ち溢れた映画。
いつか行きたい場所です。